初診の方はこちらを御確認ください
精神科のお薬は、依存性があったり脳の正常な機能に影響を及ぼしたりするものが多いのです。
当院では極力お薬を使わず、全ての人が本来持っている、元に戻ろうとする力を大切にします。
例えば、「眠れない」という症状ひとつとっても、それはあくまで表に出てくるサインであり、対処すべき問題は心と身体の奥にあると考えます。睡眠薬でその場しのぎをしてしまうと、薬がなければ眠れないという「依存症」を引き起こしてしまいます。
そして「眠れなければ睡眠薬を飲めばいい」いう認知が出来上がってしまうと、生活リズムを整えようというモチベーションも起きにくくなり、本来であれば自分の力で解決できたはずの問題がそのまま続いてしまいます。長い目で見ると、ストレスを上手にかわす力、ダメージから回復する力、人生に起こり得る様々な悩みや困難に対処する力を培うチャンスも逃してしまうかもしれません。
これは、人生にとって大きな損失ではないかと考えます。
初診では1時間ほどかけて、問題が起こった経緯だけでなく、普段の生活やお仕事の状況などを詳しくお聞きします。そして対話の中から見えてくるその人の認知の傾向と併せて、具体的で実践的な生活改善法や思考法を提案します。
何より大切なのは、ご本人の治りたい気持ちです。受け身では治るものも治りません。
今の辛い状態から楽になるために、少しずつでも生活を変えようとする気持ちを持っていただきたいと思います。
精神科における多剤・大量処方は日本の社会問題であり、飲んでいるご本人にとっても効果よりもむしろ弊害の方がはるかに多いと考えます。
精神科のお薬をたくさん飲んでいるけど、減らせないかな、と思っている方は是非ご相談ください。薬を減らすのには順序とやり方があります。自己判断で減らしてしまうと心身への負担が大きく、結局元に戻ってしまうことも。もちろん、生活をきっちり見直すのが大前提であり、ご自身の減らしたいというお気持ちが大事です。その上で、精神科救急病院で培った薬物療法の知識をもとに、身体に負担の少ない減らし方を提案します。
お話の内容は基本的には通常診療とは変わりませんが、時間をかけてゆっくりご相談されたい方向けに、30分または1時間の枠をご用意しています。1回だけでも、何回でも、年に数回でも、ご自身のペースでご利用ください。
※保険診療との併用はできません。
大阪府立大学(現大阪公立大学)農学部獣医学科(現獣医学部獣医学科)卒業。
製薬会社などで勤務ののち、鹿児島大学医学部医学科に学士編入学。
卒業後、社会医療法人耳原総合病院、社会医療法人さわ病院、関西記念病院に勤務。
2023年9月、せんばソレイユクリニックを開業。
長堀通入ってすぐのところにある、10坪の小さなクリニックです。
角地にあるのでわかりやすいです。
北側からみた様子です。
自動精算機を設置しています。
受付からみた待合の様子です。
診察室です。
精神的な不調を来す原因は、多くの場合「心の基礎体力」の低下にあると考えます。つまり人生に起こり得る様々なストレスや困難を乗り越える力が弱っている状態。心の基礎体力をつけるためには、自身の認知(ものごとの捉え方)の問題に気づくこと、生活リズムの乱れを修正することが不可欠です。そこに取り組まずただ薬を飲んでいても解決は遠ざかるばかりでしょう。
当院では生活状況をしっかりお聞きし、ご自身も気付きにくいような生活上の問題や、考え方のクセにアプローチし、一緒に解決方法を考えていきます。
病院に勤めていたとき、20年、30年と精神科に通院している方に出会うことが珍しくなく、それほど長期の通院が果たして本当に必要なのかと思うことも少なくありませんでした。精神科・心療内科は、本来、人生の一時期通うところだと思います。もちろん、繰り返して通っても構いません。ただ、やがてはご自身の力で元の生活に戻っていけるようサポートすることが本来の医療の在り方だと考えます。
当院では、『通院しなくてよくなる』治療を目指します。
睡眠薬・抗不安薬の新規処方は行いません。その他のお薬に関しても極力使用せず、また、使用したとしても一時的な処方に留めます。
メンタルヘルスの不調全般を取り扱います。様々なライフイベントのストレスや人間関係の悩みから『以前と同じように活動できなくなってしまった』、『自分一人では解決できなさそうだ』と思ったら、まずは気軽に受診してください。
物事の見方・捉え方へのアプローチや食事や睡眠といった基本的な生活習慣の見直しから、メンタルヘルスの回復を考えていきます。
当院では、多すぎる精神科薬の整理のお手伝いを積極的に行います。精神科で処方される薬は、多くの場合、本来は一生飲み続けるものではありません(例外はあります)。むしろ向精神薬の漫然とした長期処方は人生のパフォーマンスを大きく低下させます。
ですが自己判断による減薬・断薬は、時に大きな反動が起こり、結局止めることも減らすこともできなくなるリスクがあります。減薬・断薬は医師と相談しながら段階的に行うことが、時間はかかるかもしれませんが、結果的にはスムーズです。
『薬を減らそう』という気持ちを持ち続ければ、薬を減らす、あるいは中止・中止に近い状態に持っていくことは可能です。
※紹介状・お薬手帳を必ずご持参ください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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09:00~12:00 | / | / | |||||
14:00~17:00 | / | / |
休診日:木曜日・日曜日・祝日
クリスタ長堀北11番出口(エスカレーター、階段)、
または北12番出口(エレベーター)
北12番出口エレベーターが便利です。
当院では、医療の透明化や患者への情報提供を積極的に推進していく観点から、領収証の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しています。
明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されます。
明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出下さい。
当院では、オンライン資格確認を行う体制を有しています。患者に対し、受診歴、薬剤情報、特定健診情報その他必要な診療情報を取得・活用して診療を行います。
正確な情報を取得・活用するためマイナ保険証の利用にご協力をお願いいたします。
後発医薬品があるお薬については、説明の上、商品名ではなく一般名(有効成分の名称)で処方する場合がございます。
これにより、薬局で供給状況などを考慮して医薬商品名を決めていただくことができます。