初診の方はこちらを御確認ください
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令和5年9月1日、オフィスやカフェが立ち並び、活気あふれる南船場に心療内科・精神科クリニックを開設致します。
船場は歴史ある商都大阪の中心地。明るく、商人のエネルギーに満ち溢れています。でも、そこで働く人一人ひとりに、それぞれの人生があります。ときには悩み、行き詰まることもあるでしょう。自分ではうまく解決できないこともあるかもしれません。
その結果、日常生活や仕事が行き詰まってしまうことも…
そんなとき、もう一度笑顔を取り戻せるお手伝いができたらと思います。
お気軽に当院にご相談ください。
ご相談前に、当院について知って頂ければと思い、私がこのクリニックを立ち上げようと決心した経緯を記します。
私は、社会人を経て医学部に学士編入学し、2011年に医師免許を取得しました。
卒後は急性期総合病院での初期研修を経て、2013年から精神科医として、主に単科の精神科病院で患者さんの治療にあたってきました。
大変な状態で入院してきた方が元気になって退院していくのを見るのはとても嬉しいことでした。一方、経験を重ねていくうちに、疑問が膨らんできました。
今の精神科の治療は、残念ながら、薬物療法が主体と言わざるを得ません。
眠れないなら睡眠薬。
不安なら抗不安薬(精神安定剤)。
気分が落ち込むなら抗うつ薬。
そうこうするうちに、10種類以上の薬を何年も何十年も飲み続けている患者さんに出会うことも非常に多いのです。
薬の全てを否定するわけではありませんが、今の精神科医療は、治療をする側も受ける側も、薬に頼りすぎてはいないだろうか。そんな思いは膨らむ一方でした。
人間には皆、本来の状態に戻る回復力が必ず備わっていると私は信じています。いたずらに薬を出し続けることは、その人の回復しようとする力をむしろ妨げることもあるのではないかと思うのです。
薬を最小限にし、患者さん自身が、自分の内面にある問題を見つめ、眠っていた『回復力』に気付き、やがて自分の足でしっかり歩いていくことをサポートする。
そんな治療の場を目指したくて、『せんばソレイユクリニック』を造りました。
精神的な不調を来す原因は、多くの場合「心の基礎体力」の低下にあると考えます。つまり人生に起こり得る様々なストレスや困難を乗り越える力が弱っている状態。心の基礎体力をつけるためには、自身の認知(ものごとの捉え方)の問題に気づくこと、生活リズムの乱れを修正することが不可欠です。そこに取り組まずただ薬を飲んでいても解決は遠ざかるばかりでしょう。
当院では生活状況をしっかりお聞きし、ご自身も気付きにくいような生活上の問題や、考え方のクセにアプローチし、一緒に解決方法を考えていきます。
病院に勤めていたとき、20年、30年と精神科に通院している方に出会うことが珍しくなく、それほど長期の通院が果たして本当に必要なのかと思うことも少なくありませんでした。精神科・心療内科は、本来、人生の一時期通うところだと思います。もちろん、繰り返して通っても構いません。ただ、やがてはご自身の力で元の生活に戻っていけるようサポートすることが本来の医療の在り方だと考えます。
当院では、『通院しなくてよくなる』治療を目指します。
睡眠薬・抗不安薬の新規処方は行いません。その他のお薬に関しても極力使用せず、また、使用したとしても一時的な処方に留めます。
メンタルヘルスの不調全般を取り扱います。様々なライフイベントのストレスや人間関係の悩みから『以前と同じように活動できなくなってしまった』、『自分一人では解決できなさそうだ』と思ったら、まずは気軽に受診してください。
物事の見方・捉え方へのアプローチや食事や睡眠といった基本的な生活習慣の見直しから、メンタルヘルスの回復を考えていきます。
当院では、多すぎる精神科薬の整理のお手伝いを積極的に行います。精神科で処方される薬は、多くの場合、本来は一生飲み続けるものではありません(例外はあります)。むしろ向精神薬の漫然とした長期処方は人生のパフォーマンスを大きく低下させます。
ですが自己判断による減薬・断薬は、時に大きな反動が起こり、結局止めることも減らすこともできなくなるリスクがあります。減薬・断薬は医師と相談しながら段階的に行うことが、時間はかかるかもしれませんが、結果的にはスムーズです。
『薬を減らそう』という気持ちを持ち続ければ、薬を減らす、あるいは中止・中止に近い状態に持っていくことは可能です。
※紹介状・お薬手帳を必ずご持参ください。
クリスタ長堀北11番出口(エスカレーター、階段)、または北12番出口(エレベーター)
北12番出口エレベーターが便利です。